病院内でのお願い

携帯電話・スマートフォンの使用について

周囲の迷惑にならないようマナーを守って使用していただくようお願いいたします。

  • 院内では、スマートフォン・携帯電話は「マナーモード」としてください。
  • 通話時の音声は、他の患者さんの迷惑にならないよう配慮をお願いいたします。

院内での撮影等について

患者さんおよび病院職員のプライバシーを保護するため、院内での写真及び動画の撮影・録音等はご遠慮ください。

初診時の問診票等による診療情報取得・活用について

吉田アーデント病院は、マイナ保険証(マイナンバーカードの健康保険証利用)の利用や問診票等を通じて患者さまの診療情報を取得・活用することにより、質の高い医療の提供に努めている医療機関(医療情報・システム基盤整備充実加算の算定医療機関)です。

マイナ保険証(マイナンバーカードの健康保険証利用)を使用する利点

マイナ保険証により正確な医療情報を取得・活用することにより、質の高い医療を提供することが可能となります。

※マイナ保険証による診療情報取得に同意していただくことで、処方(当院以外の処方も含む)や直近の特定健診の結果を主治医が電子カルテで閲覧することができます。

当院は診療情報を取得・活用することにより、質の高い医療の提供に努めています。
正確な情報の取得・活用のためマイナ保険証のご利用をお勧めします。

  • 医療情報・システム基盤整備体制充実加算(初診時)
  • 加算1(マイナ保険証以外):4点
  • 加算2(マイナ保険証を利用し、診療情報を入手した場合):2点

当院神経内科のご案内

神経内科は、平成29年から標榜科名が「脳神経内科」に変わる事が学会として正式に決まり、現在は移行期間に当たります。神経疾患を外科的に精査治療する場合は脳神経外科が、内科的に精査治療する場合は脳神経内科が担当科になります。また、精神疾患は精神科・精神神経科・神経科・心療内科等の標榜科(種々の標記法が混在しており混乱を来しています)が担当科になります。

当院の神経内科が担当する具体的な病気は脳卒中(手術適応のない脳梗塞・脳出血など)、認知症、パーキンソン病、筋委縮性側索硬化症、進行性核上性麻痺(PSP)、脳炎、髄膜炎、てんかん、筋ジストロフィー、重症筋無力症、斜頸等で、具体的な症状としては、頭痛、吐き気、食欲低下、手足のしびれ、手足の麻痺、手足の震え、手足の硬直、脱力感、めまい、けいれん、意識障害、もの忘れ、歩行障害、頻回の転倒等があります。

当院では整形外科救急医療において、種々の骨折に対してほぼ一両日中に手術を施行できる体制を取っています。頻回の転倒により受傷するケースに、進行性核上性麻痺(PSP)・パーキンソン病等の神経内科的疾患が、基礎疾患として診断と治療されないままに見過ごされている事がままあります。当院の神経内科診にてこの様な疾患が初めて見つかることも多く、これらの精査加療により、繰り返す転倒のリスクを軽減し、引いては骨折の予防に於いて重要な役割を果しています。

今までに医療機関の種々の診療科で診察を受けたにもかかわらず、上記の様な症状につき明確な診断がつかずに悩んでおられる方は、是非、当院神経内科を受診され、御相談下さい。

神経内科診察日時:火曜日・金曜日の午前診(9:00~12:00)

認知症診断第一段階の認知機能検診・第二段階の認知機能精密検査のご案内

この度、神戸市の認知症事故救済制度及び認知症診断助成制度がスタートしました。65歳以上の神戸市民であれば、無料で認知機能検診を受けることができます。あんしんすこやかセンター等にて申込用紙を入手し、

郵送:〒650-8570(住所不要)神戸市介護保険課 診断助成係
電話:神戸市総合コールセンター 078-333-3330(年中無休 9:00~21:00)
Fax:078-322-6047
インターネット:「神戸市認知症診断」で検索

で診察券を申し込んでください。

認知症診断は
■第一段階の認知機能検診
(認知症の疑いの有無を診るための検診です)
■第二段階の認知機能精密検査
(認知症かどうかと、軽度認知障害MCIも含めて病名の診断を行います。保険診療の自己負担分を一度医療機関に支払い、後日申請により返金)
からなります。

当院は神戸市認知機能検診・認知機能精密検査実施医療機関で、上記検診検査を行っております。ご希望の方は電話078-861-0001でお申し込みください。

認知症にはアルツハイマー型認知症・レビー小体型認知症・前頭側頭型認知症・脳血管性認知症等の類型があり、神経内科専門医が神経内科的診察とCT・MRI・脳波・頸動脈エコー検査等の結果から認知症類型診断を行います。

グルタチオンの点滴治療のご案内

パーキンソン病やその類縁疾患でお悩みの方に

強い症状のため大きい障害があり、患者御本人の強い希望がある場合は、グルタチオン点滴療法も希望を与える一法になり得るかと考えます。神経内科医による症状の評価のうえ相談に応じ、治療を行います。尚、グルタチオン点滴療法は保険外診療で自由診療になりますので御了承下さい。

グルタチオンはアミノ酸が三つ連なった物質で解毒作用があり、体内に自然にあるものです。通常の保険診療でも、

慢性の肝機能障害、薬物中毒、妊娠高血圧症候群、つわり、湿疹、皮膚炎、
じんましん、肝斑、皮膚炎後の色素沈着、角膜炎、口内炎、二日酔い、

などに対して内服薬や注射にて幅広く投与されています。
また、以前から美容医療でも自由診療にて大量の点滴が広く行われております。

パーキンソン病の患者では体内のグルタチオンが減少していることが以前から知られていましたが、その病的意義は不明でした。近年、グルタチオンを大量に点滴することでパーキンソン病やその類縁疾患が劇的に改善するケースがあることが海外から報告され、すでにアメリカでは盛んに行われつつあります。そのメカニズムは不明ながら、現在日本でも開業医院・クリニックを中心に保険外診療(自由診療)として神経内科専門ではないクリニックで行うことが増えている状況です。一方で、大きな病院や神経内科外来ではほとんど行われていないのが現状で、従来の治療で効果を得られない方が自費診療にてクリニックでグルタチオン点滴を受けることも少なくありません。当院では専門医である神経内科医が治療を担当し、治療効果を評価します。通常、治療を受けた方の40~60%の方に効果があり、点滴直後から歩行障害にも劇的な効果がある方もおられますし、効果のみられない場合もあると言われています。

一回の点滴の量について、日本での平均的な推奨使用量は4倍から始めて8倍ぐらいまで、約30分の点滴で週に2回、が標準的です。(ちなみに、アメリカでは日本に比べ最大で約15倍までされております)患者さんの体調や都合によって適宜回数と投与期間を調整します。従来のパーキンソン病治療と平行して行うことができます。

最近のパーキンソン病治療のトピックスとして、患者さんの治療の選択肢を広げる目的で当院でも導入することになりました。副作用は極めて少なく、重篤なものはないとされております。この治療法が、パーキンソン病やその類縁疾患に悩む方への新たな光明になることを願ってやみません。
ご希望の方は電話でお問い合わせ下さい。

ボトックス治療のご案内

ボトックス治療とは

当院では、脳卒中の後遺症の痙縮など下記の症状に対して、ボトックス治療を行っております。
 脳卒中の後遺症、頭部外傷、脊椎損傷などが原因で、運動障害の一つに痙縮という症状があります。
 痙縮とは筋肉が緊張しすぎて、手足が動かしにくい、勝手に動いてしまう状態のことです。痙縮では、手指が握ったままとなり開こうとしても開きにくい、肘が曲がる、足先が足の裏側のほうに曲がってしまうなどの症状がみられます。痙縮による姿勢異常が長く続くと、筋肉が固まって関節の運動が制限され(これを拘縮といいます)、日常生活に支障が生じてしまいます。また、痙縮がリハビリテーションの障害となることもあるので、痙縮に対する治療が必要となります。
 ボトックス治療とは、ボツリヌス菌が作り出す天然のたんぱく質(ボツリヌストキシン)を成分とする薬を筋肉内に注射する治療法です。ボツリヌストキシンには、筋肉を緊張させている神経の働きを抑える作用があります。

このような効果が期待できます

ボトックスの治療を受けることでこのような効果が期待できます。効果の持続は3ヵ月から6ヵ月程度で、1回注射すればそれで終わりの治療法ではなく年に数回繰り返し施注することが必要です。

  • 介護の負担が軽くなります
  • 痛みをやわらげます
  • 手足が動かし易くなる
  • 関節が固まって動きにくくなったり変形するのを防ぎます
  • リハビリテーションがしやすくなります
  • 日常生活がしやすくなります

ボトックス治療の費用は?

当院で行う上肢・下肢などの痙縮の治療は保険が適用されます。1割~3割負担で治療が受けられます。注射を行う部位や、範囲によって費用が異なります。詳しくは当院の受付へご相談下さい。

ボトックス治療の流れ

目標とする筋肉の数ヶ所に細い針で筋肉注射をします。1回の治療は15分~30分程度です。
 ボトックス治療の効果は、注射後2~3日目から徐々にあらわれ、通常3~4ヵ月間持続します。
その後効果は徐々に消えてしまうので、治療を続ける場合には、年に数回注射を受けることになります。

【治療スケジュール例】

ボトックス治療に副作用はあるの?

ボトックス治療では、ボツリヌストキシンを有効成分とするお薬を用います。ボツリヌストキシンとはボツリヌス菌が作り出す天然のたんぱく質です。
ボツリヌス菌そのものを注射するわけではありませんので、ボツリヌス菌に感染する危険性はありません。
 ボトックス治療を受けた後に副作用として次のような症状があらわれることがあります。これらの症状は多くが一時的なものですが、症状があらわれた場合には医師に相談してください。

  • 注射部位が腫れる
  • 赤くなる
  • 痛みを感じる
  • 体がだるくなる

ご希望の方は、当院神経内科を受診され、ご相談下さい。

神経内科診察日時:火曜日・金曜日の午前診(9:00~12:00)


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